ビットコインの半減期とは
ビットコインでは約4年に1度訪れるといわれています。
マイニング時に報酬として貰える暗号通貨の量が半分になってしまう時期のことです。
今年を含めて4回半減期を迎えており、33回の半減期を繰り返すと報酬はゼロになると言われています。
第1章…2012年11月28日
第2章…2016年7月9日
第3章…2020年5月11日
第4章…2024年4月20日
ビットコインの半減期について
半減期には、ビットコインの発行量をコントロールする目的があり、急激な価格変動を防ぐ仕組みとなっています。
半減期によって生成されるペースを落とすことでインフレを防いでいます。
ビットコインが生成される?どういうこと?と思った方は、ビットコインの仕組みが関係してくるので、仕組みについて理解していきましょう!
ビットコインはブロックチェーン技術を利用しています。
ブロックチェーンにより、送金したり、受け取ったりした際のデータを記録するための計算処理を<マイニング>と呼びます。
取引のデータを計算し、承認することで新たなブロックチェーンが作られます。
このマイニング作業を行っている企業や個人を≪マイナー≫と呼び、マイニングを行うことで報酬としてビットコインが発行されます。
マイニングは全てのブロックチェーンで行われるのではなく、主にPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しているブロックチェーンで行われています。
承認システムには、いくつか種類があり、イーサリアムなどは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)という承認システムが採用されており、仕組みが違うものも存在しているのです。
ここでは、マイニングについて解説していくのでPoW(プルーフ・オブ・ワーク)についての場合で解説していきます。
承認の計算作業は「ナンス値」と呼ばれる数値を計算して発見し、トランザクションデータを『ハッシュ値』に変換して、ブロックに保存するという作業になります。
ナンス値…特定のハッシュ値を生成するための使い捨ての数値
ハッシュ値…任意のデータを不規則な文字列に変換するハッシュ関数によって算出された数値
この作業には高性能な演算機器と大量の電力を必要とします。
家庭用のパソコンに内蔵されている様なCPUでは対応出来ないため、マイニングに特化した専用のものが必要になります。
マイナーたちは、高性能なコンピューターを複数台使用し、ひたすら計算を繰り返して、競い合っているということになります。
その為、電気代の安い国や比較的寒い国に大規模な施設を建設してマイニングが行われることが多いと言われています。
事実、半減期はブロックが21万ブロック生成された時に起こるようにプログラムされていて、その周期が約4年という周期になっているのです。
なので、4年に1度半減期を迎えるということではなく、21万ブロック生成されたら半減期を迎える仕組みになっています。
この生成ペースは、大きく変わらないとされていていますので、発行上限を迎えるまで続いていきます。
1ブロック生成が約10分
21ブロック生成される時間は、210万分
210万分を日数計算すると1,458日
1,458日を年数で置き換えると3.9945205479年
※1年365日で計算しています
3.9945205479年は、約4年
半減期が設定されている理由
ビットコインには、発行量に上限があり、2,100万枚とされていて想定では2140年に新規発行が終わるとされています。
しかし、発行量を管理するような明確な機関は存在しません。
日本円など法定通貨は、市場に流通するコインの総量は、適正な量が管理されています。市場が求める以上に流通されてしまうと価値が無くなり、コインの希少性が無くなってしまいます。
流通量に合わせて発行量が減る様に最初からプログラムされているのが半減期なのです。
半減期は暗号通貨界のイベント
一般的に半減後に価格が上がるとされています。
供給量に対して需要の拡大、心理的要因など様々な要因が絡まった結果が価格の高騰につながっているようです。
希少価値を感じ、買っておこうという意識が働くということですね。
当たり前ですが、買う人が増えれば、価格は高騰します。
過去の半減期の動きをみると、半減期直後は、一旦売りのトレンドになり下落する傾向にあります。
そして、その反動で価格が安定してきたころに、緩やかに上昇していく傾向がみられます。
ただ、毎回この傾向になるかは、分かりません。
その年のニュースやトレンド状況なども影響することが多いので、その時の状況も重要になってきます。
様々な角度で情報を情報を収集し見極めましょう!
不明点があれば、公式LINEからご質問ください