ビットコイン(BTC)

 

ビットコイン(BTC)とは

2008年ネット上にSatoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)と名乗る人物もしくは団体が、ある論文を投稿されたことがきっかけです。

この論文には、中央管理者が存在しないブロックチェーンの技術による暗号通貨について書かれていました。

2009年には、サトシ・ナカモトの構想から運用が開始されました。

世界初の暗号通貨が生まれた年となります。

2010年には初めてのビットコイン取引所が開設され、取引が開始されました。

この年にアメリカフロリダ州でプログラマーがピザ2枚を1万BTCで購入しました。

ビットコインが通貨として利用された話として有名です。

 

Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)の正体は、謎

実はビットコインの生みの親とされているSatoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)

は、正体不明

様々な憶測が飛び交っていますが、未だにその正体は謎のままです。

Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)という名前も、論文が掲載されたメーリングリストに記載されていたというだけでした。

メーリングリストの参加者も誰も彼の名前を聞いたことも無く、情報はえられなかったそうです。

生みの親とされていることから、ビットコインの最小単位に<Satoshi(Satoshi)>が使用されています。

BTCでは単位をいくつかの表現で表されることがあります。

BTC…最大の単位

mBTC…1BTCの1,000分の1

μBTC…1BTCの100万分の1

Satoshi(Satoshi)…最小の単位1BTCの1億分の1

 

発行枚数に上限がある

発行枚数の上限は2,100万枚とされており、発行枚数に達した場合、それ以上のビットコインは発行されません。

ブロックチェーンを使用して取引

ブロックチェーンという技術もビットコインとともに誕生しました。

インターネット環境があれば24時間365日いつでも送金が出来ます。

それまで数日間かかってしまう海外送金を、数十分で取引出来るのは革新的でした。

 

半減期がある

コンセンサスアルゴリズムはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用しています。

その為、マイニング(採掘)と呼ばれる方法で新規発行のビットコインを手に入れることが出来ます。

マイニングには、膨大な電力と専用のCPUなど高性能な計算処理が可能なコンピューターが必要になります。

作業自体も簡単なものではありませんが、その方法はいくつかあり、マイニングは今、この瞬間も続けられています。

ソロマイニング…自分1人でマイニングの機材を揃えて参加

プールマイニング…複数人でチームを組んで参加

クラウドマイニング…マイニング事業を行う企業に投資する形で参加

マイニングについて詳しく知りたい方は、クリック

そしてよく聞く半減期という言葉は、マイニング報酬が半分に減ることになります。あらかじめ発行枚数を管理するために仕組まれたプログラムで、インフラを防ぐ意味で設定されています。

4年に1回で半減期が繰り返されるというイメージが強いのですが、実際は、ブロックが21万個生成された時に発生する仕組みになっており、21万個のブロックが生成される時間が約4年かかるとされています。

 

デジタルゴールドと言われている

ビットコインは、近年デジタルゴールドと呼ばれています。

その所以んは、本物の金(ゴールド)の資産価値に類似する点が多いことです。

金は、採掘にコストがかかる。

金が含まれる鉱石1tから平均3gほどしか取ることが出来ません。

今まで採掘された量は世界中を合わせても50mプール4つ分ほどとされていて、資源は限られています。希少性が髙い価値のあるものとされています。

→ビットコインのマイニングもコストが高く、将来的にマイニングは出来なくなるとされています。

 

金は、作り出すことが不可能。

また、劣化することもありません。

→ビットコインも偽造することが出来ません。デジタルデータなので劣化という概念がありません。

 

金は、価値が分割しても変わらない。

ゴールドは目方取引されているため、その価値は小さくなっても変わりません。

→ビットコインも、最小まで分割されて取引されますが、単位によって価格が変わるのではなく、大元の価格から分割された金額で算出されています。

上記のように金と似ている部分が多く、経済的な部分でも似ている役割をもつことが大きいでしょう。

専門家の中には金とは違うという意見もあるようですが、デジタルゴールドとされるほどにビットコインがその価値を認められているという事でもあります。

 

法定通貨に認められる

2021年9月エルサルバドルは法定通貨としてビットコインを認めました

この出来事は世界初の出来事であり、大きく注目を集めました。

エルサルバドルは、自国通貨<コロン>がありましたが、2001年にドル化政策が実地され米ドル化が行われた国でもあります。

その為<コロン>は、現在、ほぼ流通していません。

またエルサルバドルは、仕事や収入を求めて国外へ移住する人々が多く、海外に住む国民からの送金に大きく依存しています。

なのに国民の7割が銀行口座を持っていない状況の為、他国へ移住した際にも自国に送金する際にビットコインが役に立つと見込まれたのでした。

ビットコインを利用することで、送金コストの削減や簡素化などメリットが大きくなった部分もありますが、ビットコインの価格変動の激しさは、デメリットになっています。

 

ビットコインの今後

ビットコインは、その構想自体が革新的なものでした。

暗号通貨(仮想通貨)という新しいジャンルが誕生させてしまったのですから。

 

そして、現在、様々な決済手段に用いられるほどに成長しました。

暗号通貨としての役割も、当初では考えられない程広がり、様々な課題に直面しながらも日々進化しています。

 

ビットコインからさらに多くの暗号通貨も誕生し、ますます暗号通貨業界も発展していくことでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

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